「総額表示義務化」へのご対応について
平素は格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。
さて、2021年4月1日から、メニューブック等への総額表示義務が義務化されます。
つきましては、以下の通りご案内申し上げますので、お早めのご対応をお願い申し上げます。
【対象】
MAIDO POSご利用のユーザー様で、「外税設定商品」をご利用のお客様
【総額表示義務化開始日】
2021年4月1日より
ご対応例
【1】メニューブックに、「税別価格」と「税込価格」を併記する場合
→ レジ設定はそのままご利用いただけます。
メニュー記載例 : 酎ハイ 300円(税込330円)
この場合、レジ設定は、「外税設定」でも問題はございません。
ただし、レジの消費税計算は、商品の合計単価に消費税を計算するため、会計時に差異が生じます。
差異が生じる例 : ハイボール298円(税込327円)と記載した場合
ハイボール 税込327円×3杯 合計981円ですが、レジを外税設定していると
ハイボール 税別298円×3杯 合計894円(税込983円) ※少数以下は切り捨ての場合
というように、端数処理の関係上、税込み金額を加算した金額とずれが生じます。
会計上の端数処理につきましては、法律上問題なく、一般的なスーパー等でも同様のレジ処理で営業されているところがほとんどですが、お客様トラブル等を懸念される場合は、メニューブックの下部等に、以下のような文章を入れることを推奨いたします。
「※消費税はレジの仕様上、お会計時に商品税別単価の合計に対し計算しますので、個々の商品税込金額を加算した金額と端数処理分に差異が生じる場合がございます。」
本件は、財務省ホームページ「総額表示に関する主な質問(Q15)」にもガイドラインが記載されております。
→ https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/a_001.htm
メニューブックに表示する「税込価格」について「少数以下を切り上げ金額」を表記し、POSレジの消費税設定を「少数以下切り捨て」にしておけば、差異が発生した場合でも、メニューブック表示価格より安くなり、クレーム抑止になります。
【2】メニューブックに「税込価格」のみ記載する場合
→ レジ商品設定のすべてを「税込(内税)」設定に変更されることを推奨します。
この場合、法律上の問題はともかくとして、レシート明細には、酎ハイ300円と表示されますので、メニュー上に税込額のみ記載している場合、お客様に誤解を与える可能性がございます。
つきましては、レジ設定も、すべて「内税設定」にされることを推奨いたします。
なお、すべてを内税設定される場合には、テイクアウトなど「軽減税率」対象商品は、別商品として設定する必要がございます。
例 :
ホットドック 店内 550円(税込)
ホットドック テイクアウト 540円(税込)
※テイクアウト商品のPOS設定は、通常税率を10%、軽減税率8%で設定の上、
「受注時に自動的にテイクアウト商品にする」に☑をいれてください。
大手ファストフードチェーンのように、イートイン、テイクアウト同一価格設定にすると今後のメニューブック作成や商品設定の手間は省けます。
ホットドック 店内・テイクアウト共通 550円(税込)
≪POS商品設定≫
通常税率10% 軽減税率8% に設定
販売価格は550円ですが、税別価格がそれぞれ違います。
≪POS販売時≫
「イートイン」または「テイクアウト」ボタンで、税率変更可能です。
上記のご案内は、財務省や国税庁の通知を参考にした一例です。
お店での運用につきましては、税理士等とご相談の上、各ユーザー様の判断でご対応ください。
MAIDO SELFをご利用中のお客様
MAIDO SELFに表示されるメニュー画面についても、外税表記されている場合は、上記のように修正が必要です。
お早めに準備いただきます様お願い申し上げます。
当社で制作した画像の編集をご希望の場合は、
以下の通り承ります。
画像フル制作 1P 12,000円(税別)
画像に税込価格のみ追加 1P 6,000円(税別)
商品マスタ変更オプション 50,000円(税別)~
※画像制作同時注文時限定
総額表示義務化について
詳細は以下をご確認ください。
国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902.htm
当社の対応について
事業者間取引については「総額表示義務」の対象外となっておりますので、当社ホームページ及びカタログ等には、税別表示での記載がございます。
予めご了承ください。